フィンランド旅行2023年11月の旅《2日目-1》キャンセルって?

 かなり羽田空港からの出発が遅れたターキッシュエアラインズ TK199便、飛行そのものは順調で、13時間も飛行するのですから、いくらかは遅れは取り戻してくれるのだろうと思っていました。

イスタンブール空港着陸前、二回目の機内食。

選択肢は「マッシュルームのオムレツ」か「ヌードル」和食の焼きそばです。

で、こちらが「オムレツ」、付け合わせはチーズの盛り合わせに果物、まんなるなパンも付きます。

メインのオムレツ、盛り合わせのポテト、トマト、スナップエンド。

ジャパニーズオプションの「和食」の焼きそば、付け合わせはブロッコリーの煮物?と果物。

メインの焼きそば、海老もトッピングされ、オイスターソース仕上げ、しっかりとした焼きそばです。

 さて、機内食を食べて眠って、心地よかったのはこの辺あたりまで、予定ではTK199便は06:45にイスタンブール空港着、2時間25分の乗り継ぎ時間で、08:50にTK1761便に乗り継ぎ、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港着のスケジュールです、でした。

トルコの現地時間に直した時計を見ても、座席のモニターの運行状況を確認しても、2時間25分あったヘルシンキ便への乗り継ぎ時間が、あまりにも無い、いくらか遅れを取り戻すだろうとの考えは甘っかったようで、到着間際の時間帯にCAさんに一応聞いてみることに。

「今の運行時間でヘルシンキ便には乗り換え可能ですか?」、CAさん曰く「かなりタイトではあるが、何とかなりますよ、希望は捨てないで」的な回答、何度も思います、13時間も飛行するのですから、少しは遅れた時間を取り戻せますよね、が、やはりそのような運航はしないようで、ワシの必死の訴えにしばらくた後CAさんが、日本語が達者な外国人の添乗員さんを伴ってきてくれました、添乗員さん曰く、「私たちもほぼ同じ時刻で次の便に乗り継ぐ予定です、かなりきわどいですが、何とかなることを祈ります」。

もちろん、ここでジタバタしてもどうにもならず、とにかく何とかなりますよね、何とかなってくれ!と、この時点では思っていました。

イスタンブール空港に到着、何度か利用したことのあるアタチュルク国際空港に代わって2018年の秋から運用されている空港で、はじめて利用する空港です。

 航空機が着陸してからもターミナルビルに到着するまでかなりの時間がかかり、降機後はとにかく急いで、とにかく急いでとインターナショナルトランスファーの案内表示を頼りに移動します、と言っても走れるわけでもなく、いっぱいいっぱいの小走り、あとでフロアマップで確認すると、空港中央部にパスポートコントロールがありトランスファーもそのあたりに窓口が、もちろん時間がかかりそうな保安検査のハードルもあり、とにかく次の搭乗ロビーへ、確認した搭乗ゲートは「F」5B、さらに途中でもモニターの乗り継ぎ案内を確認します。

搭乗ロビー「F」の手前ぐらいの案内モニターにちらりと「キャンセル」の文字が、しかし、気にせず、とにかく搭乗ゲート「F 」5Bを目指します、着いた!と思った瞬間、あれ!、まったく人影がない、それらしき人々がいない、向かい合わせ5Aのカウンターにはまだ係り員が残っているのに、何故5Bには人がいない?、とにかく汗まみれでたどり着いたというのに、ここで5Aの係り員にチケットを見せて確認をとります、「この便はキャンセルになりました」の「キャンセル」がやけにはっきりと聞こえました、さらに同じフロアを戻ったところにあるカウンターで、振替便の手続きをしろとのアドバイス、え、乗り換え便がキャンセル、それっていつ決まったんですかぁー!。

脱力としか言えません、で、これからどうする?、どうすればいい?思ってもいなかった展開、しかも今まで遭遇したことのない初めての状況です。

頭の中はかなりパニック状態ですが、とにかく善後策を見つけなくてはと、アドバイスされたカウンターを探します。

少し迷いましたが、ありました、「ケアポイント」という名前のカウンターが、しかしとにかく黒山の人だかり状態、何処が最後尾?、何処に並べばいい?とにかく少し薄めの列に着いて状況を確認しますが、左側の列に並べと言われて、再度並び直してのカオスの始まりです。

ここからがまた長い、とにかく長い、と言っても時間を確認する心の余裕もなく、ターキッシュエアラインズで乗り継ぎ便がキャンセルになった場合の対処法などを携帯で検索、状況を照らし合わせます、写真でメモを取るなどどいう気にもなれません、途中で一度ミネラルウォーターの配給がありました、この時点でもまだ、後発便に乗れるんですよね!、などと思ていました。

やっと順番が来たカウンターの係り員と、携帯の翻訳アプリを使って何とか交渉、で、係り員が言うベストの選択は、明日のキャンセルになったのと同じ便に乗ること、もう一案は聞いたことのない空港を2度の乗り継ぎでヘルシンキまで、どちらにしても今日中に振替の便はなし。

パニックと脱力の中で選択したのは、係り員がベストと言っていた明日の同時刻便に搭乗することに、バウチャーをもらって、喧騒の中から離れます、黒山の人だかりは半分くらいにはなっていたでしょうか。

カウンターで指示された出口をやっと見つけて、空港の出口を目指します、携帯で検索したこんな時の次のポイント、受託荷物で預けたスーツケースが、変更になった乗り換えの便にちゃんと乗るかの確認、さらに宿泊先の交渉です。

途中バゲッジクレームを通過します、中ほどに人だかりしている場所が、受託荷物の交渉カウンターでした、大体の人がここにも回っているのでしょう、係り員によると、「受諾荷物はオートマッチに乗り換え便に乗るので心配するな」とのこと、確証を得てこの件は一応納得。

交渉カウンターから見て対面の出口へ向かいます、到着ロビーへ出て次の交渉先のカウンター、ホテルデスクを探します、ホテルデスクの位置は前もって検索していた場所だったのすぐにわかりましたが、ここにも大勢いの人が、さすがにさらにここで宿泊先を交渉する気にはなれず、ホテルは自腹で検索することにしました。

条件は、当日宿泊できる、とにかく安くて、空港からタクシーで15分程度の距離のところ、

ブッキングドットコムで検索、マップだけを頼りにヒットした場所にすぐに予約を入れます。

後日、ターキッシュエアラインズの運行状況から見つけた、TK199便の運航状況。

乗り換え便がキャンセルにならず、少し待っていてくれれば、何とかなったような気もするのですが、

運行そのものがキャンセル・欠航になってしまっては打つ手なしです。

フィンランド旅行2023

Posted by tabitomo